<年金記録漏れ>全件照合、断念へ…厚労省検討 (毎日新聞)
2011.05.26 |Category …政治
厚生労働省は25日、年金記録漏れ問題をめぐり、コンピューター上の記録と7億2000万件の紙台帳の全件照合を断念する方向で検討に入った。費用対効果を
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政権交代(笑)のあと、「任命責任」等と同じく、なぜかあまり報道されなくなってしまった一時の流行語だ。
ここのところやけに静かだったから、解決したのかとうっすら考えていたら、諦めまーす、とのこと。
おいおい、ってなもんだが。
で、当時の政権はなぜか執拗に叩かれたけれども。
じつはその原因となった人たちはのうのうと暮らしているし、彼らと関係の深い政党もまた、政権にあったりする。
というか、その政党は、いわば身内の不始末を当時の政権に押し付けた上に、それを解決しまーす、などとうまいこと言って有権者(笑)の心を掴んだんだよね。
ちょっとしたマッチポンプだわ。
そう考えると「年金記録漏れ」ってのは後始末の段階でなく、まさに進行中の問題なのでないかなあ、と。
以下、全文。
毎日新聞 5月26日(木)2時34分配信
厚生労働省は25日、年金記録漏れ問題をめぐり、コンピューター上の記録と7億2000万件の紙台帳の全件照合を断念する方向で検討に入った。費用対効果を踏まえた判断で、65歳以上の厚生年金受給者分のみ照合を続ける意向を民主党側に伝えた。しかし、全件照合は同党マニフェスト(政権公約)の柱で、党内から反発も出ており、調整が難航する可能性もある。
日本年金機構は昨年10月、持ち主が判明している6億件(約8700万人分)の紙台帳から照合を始め、今年3月末で約220万人分の作業を終えた。11年度予算は736億円。13年度までに全件を終える目標だが、総額で3000億円程度かかるとされる。
しかし、同機構の抽出調査によると、65歳未満や国民年金のみの加入者の場合、照合して記録訂正をしても、死亡までの平均の年金増加額が500~3000円にとどまり、1人分の照合費用約3400円を下回った。
一方、65歳以上の厚生年金受給者は、平均で生涯2万2000~7万円増加する。このため、厚労省は65歳以上の厚生年金受給者分(2000万人)に限り、照合を続ける意向だ。【山田夢留】
最終更新:5月26日(木)9時32分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000012-mai-pol