俺の横槍

　自民党の衛藤晟一参院議員が２４日、党本部で開かれた外交部会で、説明のため出席していた外務省幹部の態度が悪いと憤り、コップの水を掛ける騒動があった。

「質問に対し調査中で遺憾だというばかりだった。外交だから報告できないというのはおかしいというと、（同僚に向かって）ニヤニヤ笑っていて『何バカなことをいっているんだ』みたいな感じだったからだ」

日本の主権に関わることに真剣に取り組んだのか、と問うて、それに対してまじめに答えるつもりがない。

これがことの発端であり、一番の問題でしょう。

衛藤氏らの問いは、彼らの嗜好によるものでなく国民すべてに関わるもの。よって官僚の態度は議員のみならず国民すべてを愚弄するものと言える。

物理的な力を用いるのは不適切だとして、職務を放棄する態度は適切なのか、というと、そんな馬鹿な話はないよね。

コップの水をぶちまけたからいけないんですー、などと騒いで、話の本筋をどうとでも逸らす。

そんなことがまかり通るのであれば、ちょっと回答に困ったな、というときは質問者を挑発する態度を取ってコップの水なり何なりを投げさせればいいやー、となってしまう。


以下、全文。

産経新聞 5月24日(火)19時6分配信

　自民党の衛藤晟一参院議員が２４日、党本部で開かれた外交部会で、説明のため出席していた外務省幹部の態度が悪いと憤り、コップの水を掛ける騒動があった。出席者によると、衛藤氏らが韓国国会議員の北方領土訪問に際して中止を働きかけたかたずねていた際、この幹部が答えず横を向いたことに激怒、水を掛けたという。

　衛藤氏は記者団に「質問に対し調査中で遺憾だというばかりだった。外交だから報告できないというのはおかしいというと、（同僚に向かって）ニヤニヤ笑っていて『何バカなことをいっているんだ』みたいな感じだったからだ」と説明。ただ、直後に幹部から「大変申し訳なかった」と謝罪があったといい、「（距離が離れていたため）水は掛かっていないと思う」と話した。

　一方、松本剛明外相は同日の記者会見で「物理的な力の行使ということは遺憾だ。自民党側には何らかの形ではしっかり申し入れをさせてもらいたい」と述べた。

　自民党の石破茂政調会長は国会内で記者団に「物理的な力を加えることはあってはならないことだが、（外務省側が）これまで適切な説明をしてこなかったことに憤りを感じている」とコメント。逢沢一郎国対委員長は「わが党の正式な会議で適切でない行為があったとすれば、大変残念で遺憾なことだ」と述べた。

最終更新:5月24日(火)19時6分

引用元：
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110524-00000604-san-pol