諫早開門、首相は被害対策触れず…長崎県に回答 (読売新聞)
2011.02.01 |Category …社会
国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)の潮受け堤防排水門の開門を巡る問題で、長崎県は31日、菅首相あてに提出していた質問状への文書回答があったことを明
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諫早湾干拓事業に際して、漁業関係者にはすでに補償が支払われている。そして実際に門が開放されれば、現在ここで農業を営む人たちにとって試合終了。海水の中で育つ農作物があるのなら別だろうけど。
漁業関係者は金をもらったのならそれなりの対応をするべきだとも思うし、門をあけて農業関係者を追い出すというのであれば新たな補償が発生するのではないか。
おまけに肥料が海にぶちまけられて大惨事、という噂も耳にする。
常時開門を命じた控訴審判決の上告断念の理由については、「長年にわたる争いに終止符を打ち、解決の方向性を早急に提示することが内閣の責務だと考えた」とした。
いやいや、各陣営には意見を戦わせる権利があるはずなのに無理やり押さえつけられちゃって、遺恨が残っちゃうじゃない。
と、思ったら、なーんか「民主党らしさ」がちらりと見えるのよね。
ひとつに、首相は諫早湾干拓事業に対して反対の立場を取っていた。自分の思う通りに話を持っていきたかっただけでないのか、という。
もうひとつは、ちょっと怖い。これがまさに民主党政権が示すそれなりの姿勢というやつなのか、という説も、あるみたい。
以下、全文。
読売新聞 2月1日(火)8時21分配信
国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)の潮受け堤防排水門の開門を巡る問題で、長崎県は31日、菅首相あてに提出していた質問状への文書回答があったことを明らかにした。
回答は28日付。
県側が求めていた農業用水の確保や、開門した場合の農業、漁業への影響と被害防止策などについては、「環境アセスメント(影響評価)の結果を踏まえて検討する」と繰り返し、具体的な回答はなかった。
常時開門を命じた控訴審判決の上告断念の理由については、「長年にわたる争いに終止符を打ち、解決の方向性を早急に提示することが内閣の責務だと考えた」とした。
長崎県の中村法道知事は31日、記者会見を開き、「(事業の現状や被害対策を)全く検討せずに(開門の)結論だけを出したことが浮き彫りになった。再質問も含め、地元関係者と今後の対応を協議する」と不満をあらわにした。また、今後も国との協議に応じない考えを示した。
最終更新:2月1日(火)8時21分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110201-00000081-yom-pol